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食後の眠気やだるさの症状は血糖値スパイクのせいかも!!予防する7つのポイント

札幌駅近く、大通駅近くの小野百合内科クリニックです。みなさんは血糖値スパイクという言葉を聞いたことがあるでしょうか。食後に眠くなったり、だるくなるという話を聞いたことがある人もいると思います。今回はそんな血糖値スパイクについて糖尿病内科の目線からまとめてみました。このブログを読んで血糖値スパイクへの理解が深まれば幸いです。

目次

  1. はじめに
  2. 血糖値とは?
  3. 血糖値スパイクとは?
  4. 血糖値スパイクの症状とリスク
  5. 血糖値スパイクを引き起こす原因
  6. 血糖値スパイクを防ぐ方法
  7. 血糖値スパイクを意識した生活

はじめに

この記事では、「血糖値スパイク」について解説します。後半部分では、「血糖値スパイクを予防するための生活習慣」についても詳しく説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。

血糖値とは?

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度を指します。食事を摂ると、体内で炭水化物が分解されてブドウ糖となり、血液中に吸収されます。その結果、血糖値が上昇します。この過程で膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、ブドウ糖を細胞に取り込ませることで血糖値が再び低下します。

血糖値スパイクとは?

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇し、その後急降下する現象を指します。通常、食後の血糖値は緩やかに上がり下がりしますが、血糖値スパイクが起こるとグラフがとげのような形になるため、この名前がつけられました。この現象は、インスリンの分泌が追いつかない場合や、膵臓の機能低下が原因で発生します。

血糖値スパイクの症状とリスク

血糖値スパイクは食後に血糖値が急激に上昇し、その後急降下する現象であり、様々な症状を引き起こします。主な症状には、強い眠気、だるさ、頭痛があります。これらは血糖値が急激に上がった後、インスリンの過剰分泌により急降下する際に起こります。さらに、血糖値の急降下は低血糖を引き起こし、手の震えや冷や汗、動悸、めまいなどの症状も現れます。また、血糖値スパイクが慢性的に続くと、血管にダメージを与え、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まる可能性があります。このように血糖値スパイクは、身体に多くの負担をかけ、長期的な健康リスクを伴います。

血糖値スパイクを引き起こす原因

  1. 食事内容:高炭水化物の食事や糖質の多い食べ物を摂ると血糖値が急上昇しやすくなります。
  2. 食べる速度:早食いは消化が速く、血糖値が急激に上がる原因となります。
  3. 運動不足:運動不足はインスリンの効率を低下させ、血糖値の急上昇を招きます。
  4. 遺伝的要因:家族に糖尿病の人がいる場合、血糖値スパイクのリスクが高まります。

血糖値スパイクを防ぐ方法

食事の工夫

  • 食べる順番を工夫する:野菜を先に食べ、その後にタンパク質、最後に炭水化物を食べると、血糖値の急上昇を抑えられます。
  • ゆっくり噛んで食べる:食べる速度をゆっくりにすることで、消化がゆるやかになり、血糖値の上昇を緩やかにします。

運動習慣をつける

  • 食後の軽い運動:食後1〜2時間後にウォーキングや軽い運動を行うことで、血糖値の上昇を抑えることができます。

血糖値の自己管理

定期的な測定持続グルコース測定(CGM)経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を利用して、自分の血糖値の変動を把握しましょう。

血糖値スパイクを意識した生活

血糖値スパイクを予防するためには、日常生活の中での小さな工夫が大切です。食事の順番や内容、食べる速度、適度な運動を心掛けることで、血糖値の急上昇を防ぎ、健康を維持することができます。特に糖尿病予備軍の方や家族に糖尿病の方がいる場合は、早めに対策を取ることが重要です。当院では血糖値スパイクを確認するための糖尿病ドックをおこなっております。気になる方はぜひ当院までお電話ください。

札幌駅近く、大通駅近くの小野百合内科クリニック

院長 小野渉

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