糖尿病とは
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糖尿病とは

糖尿病ってなに??

糖尿病となり⾼⾎糖状態が持続すると、以下の様な症状が⽣じます。
糖尿病となり⾼⾎糖状態が持続すると、以下の様な症状が⽣じます。
  1. 口の渇き
  2. 頻尿や多尿
  3. 体重の減少
  4. 体の倦怠感
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合併症に伴う症状

糖尿病の合併症に伴う症状としては⾜の痺れや違和感、⽬のかすみなどがあります。糖尿病の症状は、初期はほとんど無症状であり、病院や健康診断で糖尿病と診断された時点で合併症が進⾏していることもあります。これらの症状や健康診断、⼈間ドックで⾎糖値、HbA1c、尿糖の異常が指摘された場合は、早めに病院を受診することをお勧めします。
糖尿病には以下の分類があります。どの病態においても治療の継続が重要で、⾃⼰中断することで合併症が進⾏する可能性があるため、治療の継続が重要です。

分類

1 型糖尿病

概要
膵臓の β 細胞が⾃⼰免疫により破壊され、インスリンが膵臓から分泌されなくなる病態です。⾎液検査により GAD 抗体や IA-2 抗体を検出し、1 型糖尿病と診断します。発症時期は⻘年期が主ですが、幼児期から⾼齢に⾄るまでさまざまです。急激に発症するものから数年の期間をかけて進⾏するものまでさまざまなパターンを取ります。
治療

1型糖尿病の治療にはインスリン療法が不可欠で、インスリン治療が選択肢となります。当院では様々なインスリン製剤を採用しており患者様のライフスタイルに合わせたインスリン治療を選択することが可能です。
また、血糖変動をモニターするためにリブレ®やデクスコム®などを使用し、良質な血糖コントロールを目指します。当院ではカーボカウントという方法で摂取する炭水化物の量に合わせてインスリン量を調整することも行っています。

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2 型糖尿病

概要
インスリンの分泌が低下することや、インスリンの効きが悪くなることによって(これをインスリン抵抗性と呼びます)、体内のインスリンの効果が低下することにより⾼⾎糖になる病気です。⽇本⼈の約 95%は 2 型糖尿病で、遺伝的な素因や⽣活習慣の乱れ(肥満、過⾷、ストレス、飲酒 etc)が発症の要因となります。初期は無症状のことが多く、健康診断で発⾒されることが多くあります。
治療
2 型糖尿病の治療では⽣活習慣の是正が重要で、⾷事療法と運動療法が中⼼となります。薬物療法はこれらのアプローチが不⼗分な場合に⾏います。薬物療法は内服薬が主体ですが、場合によってはインスリンを含めた注射製剤を使⽤することもあります。

妊娠糖尿病

概要
妊娠糖尿病は妊娠中に初めて発⾒される、もしくは妊娠中の⾼⾎糖を指します。妊娠中は⺟体の⾎糖値が上昇しやすくなるため、⾎糖コントロールが重要です。⾼⾎糖は胎児にも影響を与え、合併症が発⽣する可能性があります。
治療
治療は⾷事療法、運動療法、およびインスリン療法を⾏うことがあります。当院では妊娠希望の患者様や妊娠中の患者様の⾎糖コントロールをサポートし、必要に応じて提携総合病院への紹介も⾏っています。
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それ以外の糖尿病

1 型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病以外の原因としては以下のものが挙げられます。
  • 膵炎など膵臓⾃体の病気や膵臓がんで膵臓を摘出した場合。
  • バセドウ病やクッシング症候群、褐⾊細胞腫といったホルモンの異常によるもの。
  • 肝硬変肝疾患によるもの。
  • 抗精神病薬や副腎⽪質ステロイドホルモンなどといった薬による薬剤性のもの。
  • 感染症
  • 稀ですが遺伝⼦異常による特殊な糖尿病もあります。