糖尿病の治療について
糖尿病の治療は、主に「血糖値を適切に管理する」ため、そして「合併症の発生を防ぐ」ために行われます。病気の影響を最小限に抑え、自分の人生を生きるために必要な治療と考えます。
日々、治療を続けていると思うように進まないこともあります。人生の中で血糖コントロールより優先されるべきライフイベントや事情に遭遇することもあるでしょう。
そんなときは、どうぞ遠慮せずご相談ください。
合併症が進行しない最低限のバランスを維持できるように治療をご提案いたします。
Diabetes Treatment
糖尿病の治療
糖尿病の治療では、タイプや症状に合わせて内服治療やインスリン注射などを選択・組み合わせて進めていきます。
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01
治療内容
1型糖尿病と２型糖尿病では、治療方法が違います。
糖尿病の治療内容は、1型糖尿病と2型糖尿病といった病名だけで決定できるわけではありません。
糖尿病の治療は、マラソンのようなもの。お仕事のある日も、家庭の事情がある日も、長く続いていくものです。「症状」「合併症」「既往歴」「家族歴」などはもちろん、「年齢」「ライフステージ」「仕事」によっても治療方針は変わってくるでしょう。患者さまの希望や背景なども考慮して治療を進めていきます。
１型糖尿病
生活に合わせた「インスリンの補充」がメインの治療
２型糖尿病
「生活習慣の改善」も重要な治療項目。生活習慣の改善のみで治療がうまくいかない場合、「内服薬」や「インスリンの補充」などによる治療が必要
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02
内服治療
日本で使われている糖尿病薬／例
SU薬・グリニド薬
すい臓からインスリンの分泌を促す
DPP-4阻害薬
インクレチン分解酵素の働きを抑制し、血糖を改善
GLP-1受容体作動薬
グルカゴンの分泌を抑え、インスリン分泌を増やす
α-グルコシダーゼ阻害剤
糖質の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を和らげる
ビグアナイド薬
血糖値の上昇を抑え、インスリン感受性を向上
チアゾリジン薬
細胞のインスリン感受性を改善
SGLT2阻害剤
腎臓でのブドウ糖再吸収を減少させ、尿に糖を排泄
ご希望の薬がある場合は、一度ご相談ください。ガイドラインや個々の薬剤の持つエビデンスを重視しながら、患者さまに合わせてご提案いたします。
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03
インスリン治療
インスリン治療とは、インスリン注射で外部からインスリンを補う治療です。1型糖尿病やインスリンの分泌が低下した2型糖尿病では必須の治療となります。
現在は、ペン型の注入器を使うのが主流。腹部や上腕部外側、臀部、大腿部の外側など、医師から指示された場所に注射します。注射針は細く短く、痛みも少なくなっています。
Consultation
当クリニックのインスリン治療
当クリニックでは、外来でのインスリン治療に対応しています。基本的には入院をせずにインスリン治療ができるため、働きながらでも無理なく糖尿病治療ができます。札幌駅・大通駅のオフィスにお勤めの方は、ご出勤前に受診・検査をすることも可能です。
Meal Precautions
食事の注意点と栄養相談
糖尿病の治療や予防に、食事への配慮は欠かせません。バランスの取れた食事や糖質のとり方、カーボカウントなど、自分ですべてマスターして対応するのは難しいものです。
そんなときは、ぜひ管理栄養士にご相談を。患者さんの症状やライフスタイルに合わせて、最適な方法を提案してくれます。
