糖尿病ドック
「糖尿病ドック」とは、血糖値についてより詳しく調べる検査です。一般的な健康診断では見つけられない「食後高血糖(グルコーススパイク)」などを見つけることが可能。糖尿病へ進行するリスクを低減し、健康維持にお役立ていただけます。
このようなひとは早めにご受診ください。
● 家族が糖尿病で将来が心配
● 持続血糖モニター(フリースタイルリブレ2)を使ってみたい
● 最近体重が増えた。肥満傾向である
● 健康診断でメタボリックシンドロームを指摘された。
● 空腹時の血糖値が100 ㎎/dl以上だった
● 食後の眠気やだるさ、頻脈、頭痛、目のかすみを感じる
Blood Glucose Spikes
食後高血糖(グルコーススパイク)とは
食後高血糖とは、食後だけ血糖値が高い状態のことです。インスリンの分泌が少なかったり、働きが不十分だったりして食後に血糖値が急上昇。糖尿病へ進行するリスクが高まり、動脈硬化を進行させる原因になります。
糖尿病と診断される前に食後高血糖を発見できれば、生活を見直すきっかけに。必要に応じて、治療を始めることもできます。
食後2時間の血糖値
健康な人
140mg /dl未満
食後高血糖の場合
140mg /dl以上
Diabetes_checkup
糖尿病ドックとは
「糖尿病ドック」では食後高血糖を見つけるため、通常の健康診断で確認する「空腹時の血糖値」や「HbA1c値(1〜2カ月の血糖値の平均値)」だけでなく、糖尿病ドックでは「血糖値の変動」や「インスリンの状態」なども確認していきます。
検査内容
Inspection
01
血糖モニタリング検査
検査内容
2週間、500円玉大のセンサーを上腕に装着し、血糖値(間質グルコース値)を持続的に測定。2週間経ったらセンサーを郵送していただき、血糖パターンを検査します。当クリニックでは、24時間の血糖値を手軽に確認できる持続血糖モニター(FreeStyleリブレ2®️)を使用します。
※注意事項としてリブレ2装着時はレントゲン、CT、MRIなどは利用できません。センサー装着期間内にその予定がないようにご留意ください。
わかること
血糖変動がわかります。食事内容や活動量によって変動する血糖値をリアルタイムに確認し、同じHbA1cの値でも変動幅が小さくて動脈硬化リスクが低いタイプなのか、変動幅が大きくて合併症リスクが高いタイプなのかなど、「血糖コントロールの質」を確認します。
検査内容
空腹時に採血を実施し、検査用のブドウ糖炭酸水を飲みます。その後、30分後・60分後・120分後に採血を行い、血糖値とインスリン値を測定します。
わかること
インスリンを作り出す力や分泌されたインスリンの効きやすさ、インスリンの分泌パターンなどを確認。この検査で糖尿病型や糖尿病の境界型・正常型を判定できます。
Inspection
02
Inspection
03
血液検査
糖尿病だけでなく、肝機能や腎機能、インスリンの分泌機能など、多くの項目で検査を行います。
Recommended
こんな方におすすめ
親族に糖尿病の方がいる
持続血糖モニターを使ってみたい
肥満といわれたことがある
最近体重が増えた
健診でメタボリックシンドロームといわれた
健診で空腹時血糖値が100mg /以上だった
Precaution
検査を受けるときの注意点
糖尿病ドックと血糖モニタリング検査は、事前予約が必要です。また、糖尿病ドックを受診される際は、「検査日」と「結果説明日」の計2回の来院をお願いしております。