当クリニックの糖尿病治療

当クリニックはAM7:45から受付開始、AM8:00には血糖・HbA1cの結果が出て診察が可能です。札幌駅・大通駅から程近い立地のため、付近にお勤めの方は出勤前に受診することができます。
インスリン注射が必要な場合も外来通院で対応が可能なため、基本的には入院する必要なく治療できます。働きながらでも無理なく外来治療を続けていけるよう、最善の医療をご提供してまいります。

Outpatient clinical path


外来クリニカルパスの使用

患者さまに標準的な医療をご提供できるよう、「クリニカルパス」を導入しています。クリニカルパスとは、治療や検査の内容・予定を定めた計画表のこと。当クリニックでは以下の4種類のクリニカルパスを使用しています。

・1型糖尿病
・2型糖尿病
・外来インスリン導入
・妊娠糖尿病

Insulin outpatient clinic


インスリン外来

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当クリニックでは、外来でのインスリン治療に対応しています。入院をせずにインスリン治療ができるため、お勤めされている方でも無理なく糖尿病治療が可能です。
当クリニックのインスリン治療の特徴

すい臓の機能を評価し、
適正な量のインスリンを

インスリンを中止できる場合は、その方向に調整していきます。病態に応じて内服薬などと併用することで、インスリンの量を減らす可能性を模索します。
一方で、将来の観点から、インスリン導入が適切な場合もあります。インスリンは安全な薬剤であり、日本では妊娠中の方が使用可能な血糖降下作用のある唯一の薬剤です。糖尿病治療において最後の手段であるとは限りません。必要な人には必要な量を見極めることが大切です。

低血糖を減らす
低血糖は低血糖発作による重篤な障害以外にも、認知症など将来的な影響を与えます。HbA1cが低い場合は低血糖のリスクも高まります。目先のHbA1cよりも将来の低血糖の影響を防ぐことがとても重要です。
ライフスタイルを考慮

患者さまが、日々の暮らしや仕事をする中でも治療を継続できるよう、適切な種類のインスリンを検討・選択。
打つ回数やタイミングを相談しながら決定します。

経済的負担の軽減

ご希望に応じてカートリッジタイプへ変更可能です。使い捨てタイプのペン型インスリンより、自己負担額(1本あたり)を抑えることができます。
その他にも、内服薬のジェネリック薬品に該当するバイオシミラー製剤も取り扱っています

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血糖モニタリング

糖尿病治療において、血糖値の確認はとても大切な項目です。当クリニックでは血糖変動の傾向を見える化できる血糖測定機器を導入し、患者さまの良質な血糖コントロールを目指しています。
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『FreeStyleリブレ2』の特長

 Free styleリブレ2は、1分ごとにグルコースレベルをリアルタイムで測定し、スキャンする必要がないことが特徴です。高血糖アラーム、低血糖アラームがあり、Bluetoothがオフの場合でもスキャンをすることで8時間分のデータを取得することができます。また、家族や介助者が「リブレLinkUp」アプリを使って、患者様のグルコース値を1分ごとにリアルタイムで確認できます。

インスリンを使用していない患者様でも2週間の使用が可能です
※従来通りのFree style リブレ、リブレプロもご使用いただけます

Free style リブレ2
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(※)間歇スキャン式持続血糖測定器(簡易型リアルタイムCGMに相当)
Dexcom G6
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『Dexcom G6』の特長

Dexcom G6は、腹部に貼り付けるセンサーでグルコース濃度を連続して測定し、そのデータをモニターやスマートデバイスの専用アプリに自動的に送信します。目標範囲を外れたグルコース濃度を通知し、低血糖のリスクを予測するアラート機能も搭載しています。連続的な測定データを治療に役立てることで、患者様の生活の質を向上させ、血糖コントロールを改善し、糖尿病の合併症リスクを低減できます。
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臨床検査室の設置

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当クリニック内に専用の臨床検査室(※)があるため、高い精度で、迅速に検査結果を出すことができます。
HbA1cは約2分で、血糖は約10分で結果が出るため、通院されている患者さまを必要以上にお待たせしません。必要に応じ、末梢血、生化学検査(肝機能や腎機能など)、炎症反応も即日で対応しています。

(※)SRL北海道ラボラトリー小野百合内科ブランチ
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近隣病院との医療連携

患者さまの症状やニーズに対応できるよう、近隣の特定機能病院と医療連携を進めています。適切なタイミングでの連携を大切にしています。
連携医療機関(順不同)
北海道大学病院
市立札幌病院
斗南病院
札幌厚生病院
KKR札幌医療センター
JR札幌病院
国立病院機構北海道医療センター
勤医協札幌病院

糖尿病の治療は長く続くもの。症状はもちろん、患者さまやご家族の暮らしやお仕事を考慮しながら、エビデンスを基に無理なく続く治療をご提案してまいります。
5年、10年、20年、そしてそれ以降も、患者さまが実現可能な形で生活できるよう、適切な治療法や生活習慣のアドバイスを行っています。