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糖尿病対策に赤ワイン?おすすめのワインの飲み方と7つのポイント

札幌駅近く、大通駅近くの小野百合内科クリニックです。華金の今日はワインと糖尿病についてです。ワインはお酒の中でも健康にいいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。赤ワインのポリフェノールが体に良いという話もよく聞きます。今回はそんなワインと糖尿病の関係についての論文がありましたのでまとめてみました。このブログがみなさんのお役に立てれば嬉しいです!!

ライフスタイルと糖尿病の関係

糖尿病は、生活習慣と密接に関連している病気です。特に2型糖尿病は、食事、運動、ストレス管理などの日々の習慣が大きな影響を及ぼします。そこで注目されるのが「適量の飲酒」が糖尿病リスクにどのような影響を与えるかという点です。

食事と一緒にワインを飲むと糖尿病リスクが減少

大規模な研究によれば、適量のアルコールを摂取することで、特に食事中にワインを飲む人は2型糖尿病のリスクが減少することが示されています。米国心臓学会(AHA)が発表したこの調査では、31万人以上のデータを解析し、適度な飲酒が糖尿病リスクを14%減少させると結論付けました。

適量のアルコール摂取の基準

日本人の糖尿病患者における適度な飲酒は、男性で1日あたり20~25g、女性では10~15g程度とされています。具体的には、以下のような量が目安となります。

  • ビール(ロング缶1本、500mL)
  • 日本酒1合(180mL)
  • ワイン2杯(180mL)
  • ウイスキー2杯(60mL)

ワインの特別な効果

ワイン、とりわけ赤ワインには、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれており、これが2型糖尿病のリスクを低下させる一因と考えられています。ポリフェノールの一種であるレスベラトロールは、血糖値のコントロールや心血管系の健康維持に寄与することが知られています。

飲酒の注意点

しかし、適量を超える飲酒は逆効果です。過剰なアルコール摂取は、高血圧肥満肝臓病、がんなど、さまざまな健康リスクを増加させます。糖尿病患者にとっても、アルコールはインスリンの働きを妨げる可能性があり、血糖コントロールが困難になることがあります。

糖尿病の食事療法におけるアルコール

糖尿病患者が適量のアルコールを楽しむためには、以下のポイントを守ることが重要です:

  1. 医師と相談する: 飲酒が健康に与える影響について専門家と話し合いましょう。
  2. 適量を守る: 1日あたりのアルコール摂取量を厳守します。
  3. 食事と一緒に摂取: 食事中に飲むことで、血糖値の急上昇を避けることができます。
  4. 適切なおつまみを選ぶ: 高カロリー、高脂肪のものを避け、低カロリーの食品を選びます。

まとめ

糖尿病患者にとっても、適度な飲酒は必ずしも悪いものではなく、特にワインは抗酸化作用による健康効果が期待できます。ただし、飲酒量を管理し、適切な飲み方を心がけることが重要です。健康的なライフスタイルを維持しながら、適量の飲酒を楽しむことで、糖尿病リスクを減少させることができるかもしれません。

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ワイワイとした楽しい雰囲気が魅力の「ワインビストロ晴」。ここでは、専門のソムリエが厳選した豊富なグラスワインをお楽しみいただけます。新鮮な食材を使った美味しい料理が、ワインとの絶妙なペアリングでさらに引き立てられます。友人や家族との楽しいひとときにぴったりの場所です。お一人でも気軽に立ち寄れる、居心地の良いビストロで、心ゆくまでワインと料理を堪能してください。

特にここのお店では鴨肉のローストトマトクリームのスパゲティがおすすめです。みなさんもぜひお立ち寄りください。

公式ブログ はこちら

今回はこの辺で。

また次のブログでお会いしましょう。

札幌駅近く、大通駅近くの小野百合内科クリニック

院長 小野渉

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